ヒマワリ〜君と過ごした半年間〜
「ただいまぁ〜」
優が先に玄関の扉を開く
もぉあたしの心臓は
今まで生きてきた中で
最速じゃないかって位
すごいスピードで脈うっている
「にぃちゃんお帰り〜♪」
1番に出迎えてくれたのは
まだ小学3、4年生位の
小さな男の子だった
「ただいま。陸、お姉さんに挨拶せないかんだろ?」
陸クンはあたしをちらりと見て
恥ずかしそうに先に靴を脱いで上がった優の後ろに
隠れてしまった。
可愛いなぁ―…
「陸クンっていうの?こんにちは。高橋奈々です。よろしくね。」
優の後ろから様子を伺う
陸クンの目線に合わせて
なるべく穏やかに挨拶した
「ほらっ!陸こんにちは、は?」
「――…コンニチハ…」
小さな声で、でもちゃんと
挨拶してくれた
その時
「まぁぁ奈々チャンよくいらっしゃいました♪優の母の香織です。よろしくね」
とお母さんが出てきてくれた
「あっ!こんにちは。あ!初めまして。あの……奈々です。あ!高橋奈々です。あの…こんにちは。」
いろいろ挨拶もシュミレーション
してたのに、お母さんを
前にすると緊張で
もぅしどろもどろだ―…
―――やっちゃった…―
恥ずかしくて下げた頭を
なかなか上げられない――
するとお母さんから
「はい。高橋奈々チャンね?初めまして。ここじゃなんだし早く上がって♪」
と凄く優しくて柔らかい口調で
中へと促してくれた。
「はいっ!ありがとうございます。お邪魔します。」
丁寧に靴を揃えて
あたしも家の中へと入った