夏の空~彼の背中を追い掛けて~


これからどんな顔をして会えば良い?



後、1年7ヶ月は嫌でも一緒に過ごすんだよ?



辛すぎる…。



余りにも酷だよ…。



彼への想いを断ち切れず、ずっと引きずったまま苦しいだけの毎日を送っていた。



そんなある日、私の中に悪魔が舞い降りた。



『あんな浮気男なんか、忘れてしまえ!』



『こっちから願い下げじゃ!!』



『見返してやろうぜ!!』



『男はアイツだけじゃない!』



悪魔の囁きで、私の中の何かが少しずつ変わっていく。



寂しい心を紛らわす為、私が選んだ道は男遊び。



と言っても、伝言ダイヤルやテレクラで、相手に合わせて話をするだけ。



その気が有る様な振りしたり、Hな話をする。



そうする事で、ポッカリ空いたモノを少しでも埋める事が出来ると思っていた。



けど何人と話をしても、男は皆同じ様な生き物だと分かっただけで、それが埋まる事は無かった。





< 3 / 354 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop