もらう愛=捧げる愛
───って。


宴たけの声がかかる頃には、あたしも友莉もペロンペロン。


「さぁ、二次会行くぞぉぉぉ!!」


「行く♪行くぅー♪」


「オイ、碓井さん、仁科さん」


「あ。ほぉしぃのぉかぁちょぉ~」


友莉が星野課長の首にまとわりつく。


「君ら、相当飲んだな?」


「「飲んでませんっ」」


「…って。酔っぱらいに限って言うセリフだよ。村芝係長、オレ二次会キャンセル。この子達送ってくから」


「わかりました。タクシー呼びますね」


「うん、頼む」


「「ぶぅー」」


あたしと友莉は揃ってブーイングするも、手早く手配されたタクシーに課長と一緒に押し込まれた。
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