もらう愛=捧げる愛
友莉をアパートまで送って、あたしはそのまま課長にお持ち帰り。


課長のマンション宅へ入るなり、あたしはベッドにダイブ。


───ボスンッ


「んーっ!課長ぉ~、ビールくださぁい♪」


「初音?」


「なぁに?課長?」


「わかってるんだろ?焦らすなよ」


「ンフフ♪課長、あたしが欲しいんでしょぉ~?」


慣れた手つきで脱がされていく服は、あたしと課長の匂いを重ねてく。


課長の愛撫はいつも優しくあたしを解いていくけど、目は合わさず天井だけを見つめる。


「ン…ア…カチョウ…」


「初音…」


優しく、次第に激しく。


酔いのせいか、あたしは発する声を止められない。


「ン…!ヤ…モウ、ダメ…!」


「初音!!」


課長の背中に爪を立ててあたしの中に流れ込んでくる課長の熱いモノを感じて全てが終わる。


…の、に。
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