もらう愛=捧げる愛
泣き出すあたしにハルくんは焦った様子で、社員食堂に向けてた足を非常階段へと向けて行く。


ハルくんに連れられる泣きじゃくったあたしを通りすがる人は好奇の目で見ているけど、もう、それどころじゃない。


あたし、やっぱり…不治の病!


1階から2階へ続く階段の踊り場でハルくんは足を止めた。


「…っ…っ…!」


「初音さん?」


「うっ…っ…っ…」


「そんなつもりじゃなかったんだけど。ごめん、ね?」


「………」


「治る病気だと思う、よ?てゆーか、治らない方が正常なんじゃないかとボクは思うんだけど」


「…治らなくていい病気なんて、あるの?」
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