愛する人。




 あれ?やっばりシャワーか?


 翻し、洗面所へ向かう。


 結婚しましょう!

 ……いや、いきなり過ぎか。

 どうしよう。このままここで一緒に住んでしまえば……



ガチャ

「優子さん…?」


 お風呂場にも、居ない。




 ……何だ?

 人の気配がない。



 サーッと血の気が引いていく。




「――優子さんっ!?」


 時計を見ると昼の11時。

 最後に時計を見たのが4時。それから二人で眠りについて……

 彼女は家を、出た。



 そこまで考えて、車の鍵を持ち慌てて外に飛び出した。



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