愛する人。




 私の謝罪にニコニコ笑いながら肩をポンと叩いて定食を取りに行く。



 ……確かに…蓮くんの言うとおり大人だ。


 私は苦笑いでソバをすすった。








「じゃあ、日曜日は彼のご両親に会うんだ?」



 食事を終え、まだ休憩時間があるのでゆっくり職場に戻りながら石塚さんに話を聞いてもらっていた。


「……そうなんです。
 急にそんな話をし始めて」

「ふーん……」


 そう言ったきり、石塚さんは何やら考え込んでる感じ。




< 162 / 440 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop