愛する人。




 それからどうやってか分からないけど、気付いたら、裕太にぃの部屋の中にいた。




「……蓮くん」



 出会った頃と変わらぬ優しい声。優しい笑顔。



 でも。

 儚さは一層強くなっていて。




「裕太にぃ…っ」


 俺は、気付いたらベッド横まで駆け寄っていた。



「蓮くん? どうしたの?」



 今にも泣きそうな俺に、優しく聞いてくる裕太にぃ。





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