愛する人。




 俺の言葉に彼女はハニカミながら、、


「有り難いお話ですけど。海斗さんから逃げれそうもないので、その心配はありません」



 言って、昔なら見たこと無いような柔らかな笑みを浮かべて俺にそう言った彼女に。


 ……いい奥さん貰ったよな。



 ―――心から思った。





「当たり前。逃がすわけがない」



 彼女の言葉を聞いた海斗が、彼女の頬にキスを落とす。




 学生の頃から知ってる俺からすると、こんな風に女に骨抜きになってる海斗は初めてで。


 なんだか見ていてむず痒く感じてしまう。




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