使者の黙示録
(どうにか、シスターを救うことが出来た。だが…)


神のみぞ知る「破滅の刻(とき)」が、人類の上に訪れたときに

街の人々、世界の人々、そして自分に関わりのある人々が

いったい、どのような事態に襲われるのかを

団司は神から伝えられている。


いま、シスター・マヤを救うことが出来たものの

彼女の未来を考えると、手放しで喜ぶことの出来ない、やるせない想いを

団司はその笑顔の裏に、ひっそりと隠しているのだった。

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