使者の黙示録
そして、計画が見事に成功を収めた、いま――

シスター・マヤとメグの2人は、それ以来ずっとマザー・アミコの指示に従い

教団のイメージアップのために、がんばってくれる。


悪魔の胎内で育った2人の天使は

教団の小さな救世主として、その片棒を担ぐように

しっかりと自分の役割を果たし続けている。


歩道に降り立つマザー・アミコは、不気味な笑みを浮かべると

その目に黒い炎をたぎらせながら

郵便局に向かうシスター・マヤとメグの背中を見送るのだった。

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