狼様の愛のカタチ理論【番外編】
「あ!呉羽じゃないか!久しぶり」
「あぁ」
「最近、姿を見なかったから今日も来ないかと思ったけど…なんだ、一番か」
クスリと微笑まれる笑顔は心が落ち着くほど和やかで、つい見惚れているとその視線が私とぶつかった
「っと…キミ…は…?」
「…あっ」
濃いブルーの瞳にドキンッと胸がなり、私は慌てて姿勢を整える
「あぁ…もしかして、扇李の花嫁かな?」
「は、はい。はじめまして…沙優と申します」
ペコリと教わった通りに頭を下げると、彼は顎に手を当てながらジーと私を見る
・