狼様の愛のカタチ理論【番外編】
「…あ」
扇李?
珍しい…いつも日が変わるくらいに来るのに…どうしたんだろう
早い登場に疑問に思いながらベッドから身体を起こす
「お疲れ様、扇李」
「あぁ」
「今日は早いね…あ、もうお風呂入ったの?」
そう言うと、濡れてる髪を扇李はタオルで擦りながら、ドサッとベッドに座る
「あぁ、さっきな」
「そっか」
それも珍しい…大抵、部屋にあるお風呂に入るか、朝起きたら入るのに…
あ、もしかしたら…
「今日は、疲れた?」
「え?」
タオルを扇李から奪い長くて綺麗な髪の毛をふくと扇李は静かに首をふった
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