狼様の愛のカタチ理論【番外編】
「今日、呉羽達になぜあんなことを言ったんだ」
「…え?」
呉羽さん達に?あんなこと?
「えっと…なんのこと?」
私、なにか扇李の気に触ることを言ったっけ?
記憶をよみがえらせても、扇李の悪口なんか言ってないし、怒るようなことは言ってない
「とぼけるな」
「とぼけなんか…」
ない…本当に言ってないんだもん。たぶん…
そう頭を悩ませるが、どうしても分からなくて…"えっと…"と言葉につまると
扇李はタオルを投げ捨てドサッと音をたてながら乱暴に私をベッドに押し倒した
「ちょっ」
「お前、それは我に対する嫌がらせか?」
「は、はい?」
そんなつもりはないっ
だだ、本当に分からないだけで…
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