狼様の愛のカタチ理論【番外編】





―――――……
―――…


「ふう、やっぱり落ち着くな」


数十分後、左汰に部屋に連れられて椅子に座ると、彼は礼儀正しく私に頭を下げすぐに仕事があると部屋を出ていってしまったのだ


だから、思いきり手をのばし私の唸る声が部屋中に響く



相変わらず誰もいない部屋はシーンと静まりかえり、心が落ち着いて机にうつ伏せになる



「………」


しかし…本当に眠いな。

昨日、あんなことで扇李が怒るなんて予想外で


朝まで寝かせてもらえなかったことも…予想外


まぁ、勿論ずっとしていたわけじゃないけど


いつも以上に意地悪な扇李にたじたじだったな



「ふぁ、眠い…」


そんな事を考えていると、一気に睡魔が襲って来て…


ウトウトと身体が揺れて、私は浅い眠りについた―…





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