狼様の愛のカタチ理論【番外編】



「じゃあ、沙優。挨拶が終わったら会いに行くから、沢山お話ししましょう?」


「は、はい」


"もちろんです"と言うと、院長様はニコリと笑ってから手を話し呉羽さんを引き連れて人混みに消えて行ってしまった



「…マリナ様は相変わらず…元気がいいみたいですね」


「そうだね」


確かに院長様は本当に元気がいい。まぁ、その元気のお陰で私もここまで成長出来たんだ


後が楽しみだな…なんて考えていると右汰がゴホンとわざとらしく口を開く


「おい、沙優」


「…ん?」

「マリナ様のことでニヤけるのはかまわないが、そろそろ扇李が」


「え?……あ!」


しまった!忘れてた!


行こうとした所にマリナ様が来たから扇李のことなんて頭から抜けていた

早く行かないと不機嫌になっちゃうよ!


そう思い、私は急いで扇李のいる場所に向かった―…






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