恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
お昼を食べて少し休憩してから、社長室に戻った。
それからまた仕事。
話をしながら。
社長室ってこんなに賑やかなものなのかな?
って思うくらいみんな楽しそうだった。
その日、翡翠の仕事が終わったのは18時。
それからスーパーに寄って貰い、食材を買った。
お金は今まで貰っていた分が結構貯まっていたから、自分でだそうと思ったけど、先に翡翠に出された。
このお金使う時来るのかな。
それから翡翠の家に帰って料理をしたり洗濯物を洗ったりした。
ほとんど昨日と変わることなく、過ごした。
ベッドに入って寝る時もあの体制。
また翡翠に抱きしめられて寝た。
新しい生活はわたしに居場所を与えてくれた。
みんな受け入れてくれた。優しくしてくれた。
わたしは少しずつだったけれど、心が安定していった。
だけど、あんなことになるなんて………
わたしはやっぱり生まれてこない方がよかったのかな………