恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
わたしも翡翠の力になりたいと思って、少しずつ仕事を覚えて手伝っている。
会社に行くことの方が多いけど、時々家に残って掃除をしたり、洗濯をしたりした。
その時に買い物にも行きたいんだけど、翡翠は一人では行くなって言う。
だれも逃げはしないのに。
翡翠は相変わらず、わたしに手を出さない。
理恵さんもそんな翡翠今まで見たことないって。
されるのは、寝る時に抱きしめられるのと時々おでこにキス。
翡翠は女遊びがひどいのかと思ったけど、そういう風には見えなかった。
「……おはよう」
お弁当を作り終わり、朝ごはんを作っていると、翡翠が起きてきた。
「おはよう」
変わらない日常。
いつもと一緒。
そう思ってた………