恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「だって最近、翡翠はわたしと距離を置くようになった………
寝るときも……ぎこちないし………近寄ってもすぐに離れていく………」
「それは……」
ユリ………
気づいてたのか………
「それは何?
………亜由美さんのことが好きなんじゃないの?
だから、わたしと距離をおくんでしょ?」
「それは違う」
そんなのありえない。
だって俺が好きなのは………
「違わない!
翡翠が距離おくんだったら、この家……出て行った方がいいと思うのに………出て行けない……
翡翠が…翡翠のことが好きだから………傍にいたい……一緒にいたいの!」
ユリはそこまで言い切って泣いた。
うそだろ………
ユリが………?
やべぇ………
嬉しすぎる。
顔が緩みそうになるのを、必死で抑える。