恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「おかしくないもん!
普通だよ……」
まだ否定をするか………
「本当のこと言え」
ユリの顔を両手で包み込み持ち上げ、視線を合わせる。
ユリは俺のシャツを掴み首を横に振る。
駄々をこねる子どもみたいだ。
「ユリ……話せ」
ユリはまだ、いやいやと首を横に振る。
なんでそんなに抵抗する?
何を恐れてる?
「前に言っただろ。
一人で溜め込むなって………俺をもっと頼れって。
ユリ……言え、どんなことでもいいから。
俺は離れていかない……絶対に」
そう言うとユリはやっと口を開いた。
だけど、言われた言葉は意外なものだった。
「翡翠………
翡翠は……亜由美さんのことが……好きなの?」
「は……?」
意味がわかんねぇ。