恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
それから少し会話をして電話を切った。
軽く食べ物を食べて準備を済ませた。
ガチャ―――
準備を終わらせてすぐに、玄関が開く音がした。
翡翠!
玄関までバタバタと走った。
翡翠は靴を脱ぐところだったけど、構わずに飛びついた。
「翡翠!」
「うわっ!!」
翡翠はバランスを崩しそうになったけど、壁に手をつき倒れずにすんだ。
「珠莉………どうした?」
翡翠は飛びついたわたしを抱きしめ支えて聞いてきた。
「わからない………
でも、翡翠に会いたくて………」
「珠莉………」
「んッ……」
翡翠に顎を上げられ、キスをされた。
濃厚なキス………
「………んッ……んん、はぁ」
「止まんなくなりそう」
唇を離され、抱きしめられた。
「会社行かねぇと……」
「うん……」