恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「翡翠……わたし……うれしい……
みんな……わたしのこと……覚えてくれてて、心配……してくれてて………」
それに……
「お母さん……が、弟達のこと……ちゃんと………」
考えてくれてて………
殴らなくて………
「珠莉………よく頑張ったな」
翡翠は抱きしめて、頭を撫でてくれた。
わたしが泣き止むまで。
「珠莉……千葉に戻ったら、一緒に会いに行こう」
「うん………ありがとう」
きっと茜のことだ………
翡翠はいつもわたしのこと考えて行動してくれてる………
「翡翠……いつもありがとう………」
「どういたしまして」
そして、優しいキスをくれた。
「珠莉………」