雨宿り
「なぁ、 夏休みどっか行こう」
「何処行くん?人多いし暑いし」
「海、海行こう」
「海…いいけど」
「うんうん。海行こう…委員長」
「うん?」
「ビキニか」
パコーン
頭を叩いてやった。
「あんたなぁ、何考えてんのん」
痛そうに頭をさすりながら
「暴力反対!何考えてるって、委員長、水着着んと泳ぐんか?」
「阿呆か!」
「阿呆て…キツイな~何着るつぅて聞いただけやのに委員長の方がやらしい」
「あ~そうですか!悪うございました。やらしい女で…では、さようなら」
席を立つと慌てて
「委員長ごめん。俺が悪かった。委員長はやらしいないです。俺が助平心で聞きました。もう言いません」
机に頭を付けて謝ってる。
「ほんとに、もう言わへん?」
「はい」
「じゃあ、頭上げて」
頭を上げた時に
おでこに
チュッ!
「委員長」
真っ赤になってる。
「冗談やて」