ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
「どんだけ必死だよ? けど、どうせコピーだろ? 洩れたら不味い情報ってことか」


俺は嘲笑まじりに、現時点での分析結果をわざわざ伝えた。それが正解かどうか、確かめる必要があるしね。



「ああ、そういうことだ。俺たちゃ、その情報が洩れると困る。お前はその情報に興味はねぇ。金さえ入りゃ文句はねぇだろ? こっちは予定外の出費で懐が痛ぇがな」


言って苦々しく笑う。



「ふうん」


俺がどうでも良さそうに相槌を打つと、

「だから……お前が持ってる『USB』を渡せ」

言って男は、媚びるような厭らしい笑みを見せた。


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