僕の大切な人
来週末に、志穂様との話し合いが行われる
その話し合いの日付を何とか出来ても
指輪自体は、個人の事…だとしても
蓮様に依頼内容を伝えてはならない
その為に、私は私の持てる最大限の力を
使い阻止しなければいけない
「瑠依様、志穂様の依頼内容を
蓮様に伝えないでいただきたい
お願いできますでしょうか」
「…それはいいけどよ、大丈夫なのか
確かに、何とかしてくれとは言ったが
彼女が、個人的にすんならダメと言えない
そこは、個人の自由だしな」
「十分承知しておりますが
このままですと、拓海様が指輪を
渡せなくなってしまいます」
「店側からすると、信用問題にもなりかねない
その可能性もある訳だ」
「それは心配ございませんので
お願いいたします」
「あんたがそこまで言うのならするよ」
「ありがとうございます」
そう言って、彼は店を後にした。