衝き破れ!演劇部2011
「恵里菜、バカかオメーは!」
ペチン☆
アダッ!
「どこにそんなのが辛くねーのがいるんだよ!オレも辛い!口には出してねーが杏香も参ってんぜ?アイツも恵里菜みたいなタイプのバカだからな。いや、ここで戦ってるヤツはみんな同時にお前が今感じてる思いと闘ってる。オレ達もそうさ。マフィアとして戦う中、お前と同じことを感じながら戦ってんだよ。やめてぇと思うこともあるけどよ、それでもやめることはできねぇ。辛い想いしたってやるって決めてんだよ。辛くてもよ、護りてぇんだよ。護るために戦うことしかできねぇからな。それに護れるかもしんねぇのに何もしねぇでいんのもめんどくせーだろ。」
パパ・・・
「パパ、パパの話聴いてたら辛さが飛んでっちゃった。決めた!私も、エリーもこれからも戦うよ。私達もできることをしたいから。護りたいものがある。これはそれを護るための戦いだって思うしそれをさせる根元を許しちゃあいけない。大丈夫、エリーと一緒なら、みんなといっしょなら頑張れるから、戦えるんだ。それに私、イタリアでもかなり有名なマフィアのボスの娘だもんね。頑張んなきゃあ。」
「エリー?そうか、お前にの中にはエリーもいたんだよな。エリー、恵里菜を任せたぜ。そしてだ恵里菜、エリー、もしまた辛いときは言え。今日みたいに励ましちゃる!それと、マフィアのボスの娘だからって気負いすぎんじゃあねぇぞ!」
「うん!パパ、ありがと!私もエリーも頑張るよ!」
さ、行こうエリー!



「遅かったじゃん恵里菜。」
「ゴメンゴメン、確か寅珠さんと戦った化神チームが街で破壊行為だっけ?」
「じゃあなくてハロ高を占拠して生徒を種徒に仕立てなうだっての!つまりハロ高の奪回が任務なんだからね!」
おおうそ~だった!
「それじゃあパパ!行ってくるね!」
「おう!お前らちゃあんと帰ってこいよ!(恵里菜、守るために戦うからって気負うな!辛い時は泣いていい、辛い戦いの中でも自分だけは見失うな。)」
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