衝き破れ!演劇部2011
「そうだ。この肉体は我が祖先の宿敵ジュゼッペ・ドルチ。だがまだ肉体が完全に馴染んどらんのだよ。完全に馴染ませるにはどうするのがベストか!それは・・・ヤツの玄孫であるアントン・ドルチ、お前の血を、ドルチの血がかなりシックリ来るだろ。アントン・ドルチ!お前は血を吸い尽くして殺すと宣言する!」
「なぁに~!?なめやがってあのヤロー!逆に返り討ちにしたるわッ!」
「おうともよ!ワシらもやったるわい!」
「血染漆黒の安息讚美魔神(ぶらっくさばす)!鋼菩薩!」
バオーッ
「なんと!ウワサには知っておったが最強の機巧巨神鋼菩薩が奪われてたとはのぉ。」
「感心してる場合じゃあねぇだろ。たぶん創世に最強の鋼菩薩と戦力は高めだろーぜ親父、しかもジュゼッペ・ドルチの肉体が首から下にってぇことは封じられてんのも使える。だろ?勢いでいくよりクールに分析しながらいくのがベストじゃあねぇの?」
「だろうな。だが正豊!そんな分析する時間あると思うか?せめてやつらが来るまで時間稼いで、来たらその場で叩き込もうや。」
パパのそれもない!封じられていたものが使えるようになり、さらにあーゆーのとなると・・・
「ビースターターズ・ザ・ワールド!」
ドオォーン
止まった時の中ならッ!
「無駄だ!マヌケ共がッ!」
ニィ
なッ!
「WRYYYYYYYYYYYY(ウリィー)!」
ドガガガガガガガガガガガガッ
「バファッ!」
バカなッ!止まった時の中で!静止した時に介入し攻撃を叩き込んだなんて!
「残念だったなあドルチの女。鋼菩薩も血染漆黒安息魔神も時を支配する力を持っているのだよ。」
ドガァーッ
「またてたな!」「すまない待たせた。」
「お前ら遅いんだよ。だが恵里菜はどうした?」
「恵里菜ならさっきちょいと飛ばしすぎて体力消費しすぎたから一休みだって。ま、いま来追っ手を駆逐しながらてるとこだけど。」
なるほど、恵里菜はちょいと遅れそうなんだ。恵里菜が到着した頃には全滅してるかもしんない。それまでにせめて一矢を・・・
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