眠り姫はひだまりで
「なに色葉のクセに隠そうとしてんの?」
「…………く、くせに………」
あの大和が。あの大和が、人の頬引っ張りながら、人のことバカにしてきた。
私が信じられないという顔をすると、大和はふう、とため息をついて、私の頬から手を離した。
「……………」
私が少しジンジンする頬をさすると、大和もシャーペンを置いて、私の方を見る。
「………………話してよ」
「…………」
教室の窓から、日が射している。
今度は大和が私を見て、私が下を向いて輪飾りをなんとなく触る。
「話せない?僕じゃ」
大和が、心配してくれてるのは充分伝わる。
隠してることがすぐにわかったのは、さすが大和だなぁって。
………思って…………
さ。
「………別にね」
「うん」
「言えないわけじゃなくてね」
「うん」