眠り姫はひだまりで
「色葉(いろは)ぁーー!!あと十分で八時よーーー!!」
ばちっ、と、勢い良く目が開いた。
布団から飛び起きる。
目覚ましを見て、目を見張った。
嘘!?
え、もう七時五十分!?
ななななんで!?
なんでってそりゃぁ…
三度寝もしたからだよね!!
うわぁーーーーん!!
私のバカぁーーーーー!!
急いで階段を駆け降りて、リビングへ。
すでに用意されてた食事が、テーブルに並べてあった。
それを、いそいで口のなかへといれる。
適当に食事をすませて、洗面所へ行く。
顔洗って、歯ぁみがいて……
あぁっ!髪といてない!
鏡を見ると、あらゆる方向へ跳ねる髪の毛が映っていた。
ボ、ボサボサだぁ…!
慌ててくしを持って、髪をとく。