眠り姫はひだまりで


大和は今回のバザーで、二年の先輩(特に女子)と仲良くなってたもんね。

「いいねえ、楽しそう」

「詳しい連絡来たら、教えるね」

「うん。ありがとう!」


私は部活とかに入ってないから、あんまり先輩とかとつながりがないんだよね。

こーゆーのは、とっても嬉しい。


「でも、もうすぐテストだよね。やだなぁ」

はぁ、とため息をつくと、大和は苦笑いした。

「課題をちゃんとしとけば、とりあえず赤点はないよ」

「え〜…いいよねえ、大和は。頭いいもん」

そりゃ、私が勉強しないのが悪いっていうのはあるんだけどさ。


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