眠り姫はひだまりで


まさかさっきみたいに、あんなに目を逸らされるとは思わなかった。

明らかに、私のこと避けてる。


…やっぱり、昨日のこと、だよね。

一緒にいたら、また噂を立てられる、って思ったんだろうな。

そうならそうと、言ってくれればいいのに。

ちょっと話すの控えよう、とか、いってくれたらいいのに。


ほんと………


大和は、嘘をつくのが下手だね。






「…食欲わかない…」


昼休み。

お弁当を前にして、私はぐったりと机に伏せていた。

「…大丈夫ー?寝て来たら?」

たぶんミオが言っているのは、保健室じゃなくて。



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