眠り姫はひだまりで


「ばかぁぁ…そんなん言われたら泣いちゃうでしょぉ……」


純くんが、ふ、と笑う気配がした。

「もう泣いてんじゃん」

「もっと泣いちゃうでしょぉ〜」


うわぁぁん、と子供みたいに声を上げる。

ハイハイ、なんて言って、背中をさする純くんにムカついて、さらに強く抱きついた。

「苦しい苦しい」

「馬鹿ぁぁ…」

「ハイハイ」


ハイは一回って先生に習わなかった!?

なんて叫ぶみたいに言って、やっぱり「ハイハイ」と言われる。

彼の腕の中で唇を尖らせながら、けれど次第に私は落ち着きを取り戻していった。


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