あんなやつ大嫌い
渡せたことで満足した後輩達は、嬉しそうに体育館を出て行った。

「いいなぁー。」

悠里はニョキッと顔を出して、お弁当を凝視した。

「悠里も一緒に食べる?」

「ラッキー♪」

嬉しそうな悠里と無表情の美魅と璃里を連れて、小鳥達は中庭に向かった。

普段は生徒で溢れている中庭も、夏休みになれば人気のない静かな場所だった。

「「いただきます。」」

後輩からのお弁当は、四人で食べても食べきれないくらい色んなおかずが詰まっていた。

「豪華、豪華♪」

悠里は美味しそうに食べ続け、美魅と璃里も無言で食べていた。

「そういえば、悠里は進学どうするの?」

小鳥が何気なく聞くと、悠里の動きが一瞬止まった。
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