あんなやつ大嫌い
「何か言った?」

「別に。」

小鳥は睨むように大将を見つめ、大将は呆れたように空を見上げた。

「「星が綺麗だね。」」

それぞれの家に帰る数分、少しだけ立ち止まって空を見上げた。

「本当だね…」

小鳥は星を見つめて微笑んだ。

「小鳥…
あのさ…」

「ん、何?」

大将が何か言いたげに小鳥を見つめ、小鳥は不思議そうに首をかしげた。

「…なんでもない。」

「何?
変なヒロ。」

小鳥は苦笑いを浮かべながら大将を見つめた。

大将は無表情のまま空を見上げていた。

美魅と璃里はそんな二人を黙って見つめていた。

夜が濃くなり、しばらくそうしてから四人は家に帰った。
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