Love Prince―18歳の初恋―【完】
「ちゅーは…?」



キスをせがめば、右手は胸を刺激しながら、唇を重ねて来た。

久しぶりに、体いっぱいで龍哉を感じてる。

上顎を舌で撫でられると、ポーッとしてしまう。

全てが先生にだけ反応する。

頬に触れる先生の唇、耳に届く吐息も、大好き。

愛してるんだ――…。



「愛して…私だけ…」



「お前だけ愛してる…」



耳元で囁かれたと思えば、首筋がキツく吸われた。

甘い痛みは、首筋だけじゃなく、鎖骨、胸、お腹、太ももにも続く。

体を見れば、赤い斑点。



「キスマーク…」



亜果利が前に、付けられてた。
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