嘘偽りの愛しい体温


「よし、これで良いかな」




お気に入りの香水を軽く振り、部屋を後にし一階へと下りる



いつも待ち合わせは、私の家の下であの人が迎えに来てくれる



あの人は私の部屋を知ってるけど、私はあの人の部屋を知らない



聞いた事もないし行った事もない。怖くて聞けなくて…



だって、あんまり踏み込んでも嫌がられそうだから…



凄く知りたいけど、怖くて聞けないよ…。



< 3 / 400 >

この作品をシェア

pagetop