嘘偽りの愛しい体温


俺の誘いにのる女の表情は


周りの女と違い


何処か緊張感が滲んでいた


会ったばかりの俺を警戒し


だが、俺の言った事に対し


興味がある


仔犬の様な雰囲気と


ほのかに香る甘い匂いに


理性がぶっ飛びそうになる




「あ、あの…シャワー…」


「先に入って来い」


「う、うん」




ホテルに着いてから


一度も俺と目を合わせない女


相当緊張してるのか


それとも慣れない女を


演じてるのか…。



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