太陽とひまわり


驚きのあまり、私はその場で固まった。



・・・気まずい。





ん??ちょっとまって。

そもそも、太陽は私の顔なんて知らないはず。

だって、ちゃんと逃げれたし・・・。




「すみませんでしたー・・・っ。」



かと言っても、顔は見られてないなんて自信はあまりなかったから、謝るときに声のトーンがだんだん下がっていっちゃった。



・・・早く逃げ出さないと。




私はもう一度あやまって、目をあわせずに自販機のほうへと逃げた。





背中のほうから、



「おい、まてよ。」



なんて声が聞こえたけど、聞こえないフリをして私は、逃げた。


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