お兄さんと【完】
こっちゃんと私は真っ先にかずちゃんの部屋に向かった。


いつもと違ってノックをしてみる。


「はーい。」


ドアの奥からかずちゃんの返事が聞こえて、ドアを開けた。


「大丈夫かぁ?」


こっちゃんが聞くと、ベッドに横になっていたかずちゃんは起き上がった。


「大丈夫。ただの風邪だろうし。なによりテストが心配だょ。」


テストは来週の週明け早々始まる。


今日は金曜でテスト初日まであと3日しかないから、かずちゃんにとってはそのことが相当気がかりみたい。


ベッドの枕元には、学校のノートやらワークやらが散らばってるし。

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