お兄さんと【完】
車は私の家に向かって走って行く。


「きなこちゃんは結構人見知りするほう?」


「え?あ、はい。どちらかと言えばそうですね...。」


急に話題をふられてビックリした。


窓の外を見たり、ケータイを見たりと落ち着かない私にお兄さんは気を遣ってくれてるみたい。


「さっきの友達は人見知りとか全然しなさそうだよね。」


バックミラーでちょいちょい私の顔を見ながら、お兄さんが話しかけてくれる。


「こっちゃんはそうですよね。ほんと、羨ましいですよ。」


「でも照れてる姿ってのも可愛いもんだよ。」


「えっ?」


それって私のことですか?


「そんなことなっ...」


♩〜〜♩〜
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