お兄さんと【完】
突然私のケータイからなった着信音で私の言葉は途切れた。


「電話?」


バックミラーを通して視線を合わせて聞いてくるお兄さん。


「あ、はい。」


ケータイの画面はお兄ちゃんからの着信を示してた。


「気にせずでていいよ。」


そう言ってくれたお兄さんにぺこりと頭を下げて、急いで通話ボタンを押した。


車内に鳴り響く着信音はだいぶ迷惑だろうから、すぐさま切りたかったくらいだもん。


「もしもし!?」


手を口元に添えて、出来るだけ小声で電話にでる。

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