お兄さんと【完】
ため息と共に机の上に並べられたワークの上に身体を投げ出す。
机に頬を付けて横を向くと、丁度壁にかけられたカレンダーが目に入る。
明後日に迫った月曜日。
赤い字で『テスト!』と書かれている。
この文字書いたときには、今度こそ赤点1つも取らないって気合い十分だったんだけどね。
今はもう戦意喪失。
だってわかんないんだもーん。
やっぱり私にはかずちゃん先生のテスト対策特別授業(仮)がなくちゃダメだわ。
なんか今日は陽の光が窓から差し込んであったかいなー。