紺色夜話
「えっ……、そんな」




“上手くいけば初デート!?”なんて思っちゃっていた勝平は、当てが外れてショボンとなりました。




「ハハ、デートはお預けだな、勝平」




志郎を恨めしげに見る勝平ですが
「デート? もう店長さんたら、からかってるんですね。
 会うの3回目なんですから」
“そんな事ないない”と笑顔で手を振る銀子に、しょっぱい気持ちにさせられてしまうのでした。




「…そうですよね、デートはもっと親しくなってから、ですよね」




志郎が確かめるように聞くと、銀子は素直に頷きます。




その後、日本酒やワインなどを飲んだ銀子は、やっぱり勝平に絡んだのでした。
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