紺色夜話
志郎は脱力感で椅子に座り込みました。
「…お前…、今までどうしてたんだよ。
あの元カノ達とは……」
「え、付き合ってくれって言われたから付き合ったし、デートも向こうが決めて連れてかれたし……」
勝平は平気な顔で、男女共を敵にまわしそうな事を言います。
「いいか、それが当たり前なんて思うなよ、……だから“持田くんって冷たい”とか“好かれてるのか不安”って彼女達に言われるんだ」
志郎は学生の時だけじゃなくこの仕事をしている間にも、何度となく勝平の元カノ達から愚痴や相談を受けていました。
相談を聞いているうち何人かに“長浜さんを好きになっちゃった”なんて事になって、迷惑をこうむった事も数回あります。
なので今では基本的に相談事はパスしているのでした。
「…お前…、今までどうしてたんだよ。
あの元カノ達とは……」
「え、付き合ってくれって言われたから付き合ったし、デートも向こうが決めて連れてかれたし……」
勝平は平気な顔で、男女共を敵にまわしそうな事を言います。
「いいか、それが当たり前なんて思うなよ、……だから“持田くんって冷たい”とか“好かれてるのか不安”って彼女達に言われるんだ」
志郎は学生の時だけじゃなくこの仕事をしている間にも、何度となく勝平の元カノ達から愚痴や相談を受けていました。
相談を聞いているうち何人かに“長浜さんを好きになっちゃった”なんて事になって、迷惑をこうむった事も数回あります。
なので今では基本的に相談事はパスしているのでした。