10センチメートル☆ロマンス




 今日は一般公開のせいか他校の生徒も来ていて、朝から人が溢れてる。



「ねぇ、メイドさん。 この後学校案内してよ」


 ……こんな誘い文句もさっきから。



「すみません、お先にオーダーよろしいですか?」

「ねぇ、無視しないでよ」


 私が聞き流していたら、いきなり腕を掴まれた。


「ちょっ「お客さま?」



 ―――佐伯くん!



「うちのメイドを困らせないで下さい」


 男の子と私の間に、佐伯くんが入って腕を放してくれた。



「ちっ」


 三人組はあからさまに嫌な顔をしながら、素早く注文すると大人しくしていた。




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