10センチメートル☆ロマンス




「葵〜?

 委員会の仕事大丈夫なの〜?」



 呼び声に振り向くと、早紀ちゃんが私を捜していた。



「早紀ちゃん…っ!

 ちょ、ちょっと待って!」


 私が慌てて蒼くんから離れ涙を拭うと、そのすぐ後に早紀ちゃんが私に気付いた。



「ああ! いたいた」



 一緒にいる蒼くん達にも気付くと、早紀ちゃんは意地悪い顔で、


「あら少年。

 ちゃんと仲直りできたの?」



 ニヤリ笑う早紀ちゃん。

 それを見た蒼くんが、小さく舌打ちする。



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