10センチメートル☆ロマンス




 それはもう、どう考えても分かることで。

 蒼くんの瞳が、あまりにも真剣で。私はまた、涙が溢れてきてしまった。



「……本当に、ごめん、なさいっ」



 涙がポロポロ流れてくる私に顔色変えず見下ろす蒼くん。

 私はその瞳に耐えられず……


「ふぇ…っ



 呆れてもいいから嫌わないでぇ…!」


 叫びながら、また蒼くんに抱き付いた。






 ……本当に…。私はなんて子供なんだろう。



 そんな私に蒼くんは呟くように、


「嫌いになるはず無い…」


 そう言って、抱き締め返してくれた。


 6歳も年下のくせに……大人過ぎて困っちゃうよ。



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