10センチメートル☆ロマンス




 間近で見たお父さんに、私は顔が赤くなって仕方ない。



 頬に手を当てながらダイニングに向かうと、その姿を蒼くんに見られていたなんて、私は気付かない。




「た〜〜っくさん食べてね♪」



 ……これはっ!



 ローストビーフにポトフ、サラダにグラタンにキッシュまで!



「……え、と……何かのパーティーですか?」



 その量に、呆然としてしまった。




「いや、多分葵ちゃんが来てくれて嬉しかったんだよ」


 隣に座ってるお父さんが微笑んでくれた。


 ……もう!胸キュンですっ!




< 64 / 352 >

この作品をシェア

pagetop