10センチメートル☆ロマンス




「葵ちゃんったらぁ!

 あおい君は私のだからね〜」



 ママさんがウィンクしながら私に言ってきた。


 その言葉の中の名前が、気になる。




「え…? あお…い?」


「そう。 僕の名前。

『蒼』と書いて、『あおい』って読むんだ」


「あおい…さん」



 私の呟きに、蒼さんはニッコリ笑い、頷いた。



「あおい君てばっ
 私以外に微笑んだら駄目ぇ!」



 ママさんが頬を膨らませて怒ってる。




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