10センチメートル☆ロマンス




 ゆっくり後ろを振り向くと、寝息が私の頬にかかる。



 薄く開いた唇、長い睫毛を伏せた瞳。

 私よりも明らかに小さな体で、私を後ろから抱きしめてる。




 そんな、彼は―――



「……そう、くん?」




 私の呼びかけに全然応えてくれない。


 っていうか、爆睡!




 ……ひどいわぁ!



 こんなに私の心臓かき乱しといてっ!


 それは無いんじゃないの?!




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